喫煙は高血圧を長期化させる原因です

一度吸い始めてしまうとなかなか止められないのが煙草ですが、喫煙は高血圧を長期化される可能性がありますので、既に高血圧を患っているのなら少しずつ止める方向に向かわなければなりません。
なぜ喫煙が高血圧に関係するのかというと、煙草を吸ってニコチンを摂取すると血管の収縮が起こり、血液の流れが悪くなるからです。
血液が流れにくくなれば無理に流そうとして血管壁に圧力がかかりますので、これが高血圧の大きな要因になります。
血圧に悪いだけでなく、血管壁に過度な圧力が長期にわたってかけられていると、段々と血管壁がもろくなります。
柔軟性が失われてボロボロの状態になりますので、健やかな血管を維持する上でも煙草はセーブしなければなりません。
血圧が少々高くなってもあまり自覚症状がありませんので重大なことだと思わない人も多いのですが、深刻なダメージが起こってからでは遅いので、高血圧の傾向が見られなくても対策は必要です。
高血圧の治療を行っている場合でも、煙草が原因で治療が長期化してしまう可能性があります。
もちろん高血圧には他の原因もあるのですが、煙草の血管に与える影響はかなり大きいので、まずは喫煙を見直さないと治療の成果がなかなか出ないということもあり得ます。
煙草には依存性があって、ニコチン依存になると吸わずにはいられなくなるのですが、最近では禁煙外来なども設置されていて医療の力を借りて禁煙をすすめることができるようになっています。
医師に管理されることで、意志が弱くても成功しやすいと言われています。
煙草の高血圧への影響がどのくらいあるのかというと、一箱吸っただけでも血圧が数時間高くなるとされています。
これだけの持続力があるのですから、毎日吸っていれば深刻なダメージにつながりかねません。
健康な体に負荷をかけ続けて体内で異常が起こっていても、それが酷い状態にならなければ自覚できないというのがとても厄介な問題です。

タバコを吸うことで発生する血管への影響

煙草に含まれるニコチンには一酸化炭素と血液中のヘモグロビンを結びつける働きがあり、本来ならヘモグロビンは酸素を運搬するものですので体内は酸素量が不足します。
煙草を吸うと気分が高揚するのは酸素不足によって体内組織が麻痺することが関係しており、体内では特に血管において良くないことが起こっています。
血管は収縮して柔軟性を失いますので血液の流れが滞って高血圧に直結する状態になりますし、血液中のヘモグロビンはどんどん一酸化炭素を使いますので酸素が運ばれなくなります。
簡単にいうと全身が酸欠のような状態になっており、酸素だけでなく栄養素の運搬も上手く行われなくなっています。
しかし、神経が麻痺しているために、この状態を苦痛を思うことができないばかりか、落ち着く・気持ち良いと感じるようになります。
人の体は優秀ですので、細胞に酸素が不足すればもっと送ろうとして血圧を上昇させます。
正常な反応ではありますが、この反応が体に大きな負担をかけることになり、血管や心臓にも影響が現れます。
煙草を始めるとすぐに落ち着くことができるのは、体内ではこのような変化がすぐに起こるからであり、良くない影響が短時間のうちに広がっていくことが分かります。
このように血管に深刻な影響を与える煙草ですが、ニコチンが副腎を刺激することでも血圧を上げるホルモンが分泌されますし、交感神経も興奮しますので高血圧が容易に引き起こされます。
長期化すると善玉コレステロールが減少して悪玉コレステロールが増加することも高血圧に深く関わっています。
つまり、煙草には血圧を上昇させる要因が複数あるということになり、長く吸えば吸うほど疾病のリスクは高まります。