日本人が高血圧になりやすいと言われる理由

日本人のご家庭で、塩や醤油や味噌を置いていないという家は、おそらくほとんどないでしょう。
日本人が普段食べる食事には、塩を使ったり醤油を使ったり味噌を使うものが非常に多いです。
塩は3本指で1つまみすると1gです。小さじ1杯使えば5gです。
醤油ラーメンや味噌ラーメンの汁を飲み干せば、5~6gの塩分になります。
厚生労働省は1日の塩分摂取量を6g以下にしようと呼びかけているので、これはかなり多い量になります。
また、日本はお漬物や干物と言った塩分の多い食べ物も食卓に上ります。
干物を1匹食べると3gや5gもの塩分になってしまいます。
たくあんなどの漬物4~5切れで塩分は2g、それに醤油をかけて食べるとあっという間に塩分は3gになってしまいます。
みそ汁も1杯辺り2g前後の塩分があります。
旅行に行った時に旅館で食べる朝食は、塩分の多いものがたくさん並んでいるために、塩分が6gや7gをオーバーしている物もあります。
このように日本人の食事は塩分が多く、高血圧になりやすい食事だと言えます。
また、今の日本人の暮らしは昔と比べると運動量が非常に減りやすい生活になっています。
駅やショッピングモールにはエレベーターやエスカレータがあります。
ネットで商品を注文すれば自宅の玄関口まで持って来てくれます。
洗濯も洗濯機もボタンを1つか2つほど押すだけでできます。
都会で暮らしている人は、毎日何キロも歩くことが少なくなりました。
距離のある所へ行く時は、バスに乗ったり電車に乗ったりするようになりました。
マイカー通勤でドアtoドアと言う人もいるでしょう。
このような生活様式も高血圧になりやすい理由の1つです。
運動量が減るとメタボを招き、それが高血圧を引きおこす理由にもなります。
高血圧を予防するには、運動、休養、栄養をバランスよく取ることが大切です。
運動は週に数回フィットネスクラブなどへ行って集中的に行うよりも、通勤の際に1駅余分に歩くなど、毎日コツコツと行う方が効果的です。
そして十分な睡眠を取り、昼休みや休憩時間を充分に取り、塩分を摂り過ぎないことが重要です。

多様化する食生活で塩分摂取量が増える

日本人が醤油や味噌や塩を多く摂取していることが、日本人に高血圧が多い理由の1つです。
しかし、和食は脂肪過多にはなりにくいというメリットもあります。
では、今は日本人の食事も和食だけではなく、洋食や中華やイタリアンやエスニックなど、国際的な食事になってきましたが、これらの食事はどうなのでしょうか。
洋食は、和食に比べると塩分は抑えやすいでしょう。
しかし食生活の欧米化が良くないと言われているように、脂肪を摂り過ぎてしまいやすいというデメリットがあります。
それが悪玉コレステロールを増やし、高血圧を引きおこす原因だと言われています。
中華料理もまた、悪玉コレステロールを増やしやすいのですが、野菜が沢山摂れるメニューが多いです。
八宝菜やレバニラ炒めなどが一例です。
そして、地中海料理で使うオリーブオイルは、悪玉コレステロールを減らす働きがあると言われています。
今の日本は、和食も洋食もイタリアンなどの地中海料理も容易に食べられるようになって、国際的な食事が当たり前になってきました。
それぞれ、長所と短所があるのでいつも和食ばかりやいつも洋食ばかりではなく、色々な料理を楽しむことでそれぞれの欠点を補いあうことができます。
醤油味や味噌味や塩味ばかりではなく、カレー味、トマト味にすることで減塩になります。
少しゴマ油を落として中華風にして、その風味で減塩することもできます。
パンにマーガリンではなく、オリーブオイルをつけるなど、いつもとは違った国際的な食事にすることで、減塩や低コレステロールになります。
外食産業で使うトランス脂肪酸を多く含むラードや牛脂、洋菓子や菓子パンに使われている加工油脂が、悪玉コレステロールを増やし、高血圧などの生活習慣病を招いていると考えられています。
そして、今の日本はテレビや色々な人のブログやインスタグラムなどを見ることで、四六時中、四方八方から、誰かが美味しそうなものを食べている情報が、否応なしに入ってきます。
流行に遅れまいと、ついついいろいろな物を食べたり、インスタに載せるために食べていると言う人もいるようです。
食べ過ぎると、当然その分、塩分摂取量も増えます。
SNSの普及も、多様化する食生活で塩分摂取量が増えた一因だと言えるでしょう。