高血圧とストレスの関係性

高血圧を引き寄せる原因には様々な要因があります。
たとえば運動不足や塩分の過剰摂取などが、その一例です。
そしてストレスもそのひとつに含まれます。
どうしてストレスが高血圧の原因になり得るかと言うと、これはストレスには自律神経の内、交感神経を優位にさせる作用があるためです。
自律神経は交感神経と副交感神経のふたつから成立しており、どちらが優位になるかと言うのは時間帯や心身の状態によって変わってきます。
そしてそれによって体の働きも変わってくるのですが、血圧に関して言うと、交感神経が優位の場合には高くなり、逆に副交感神経が優位の時には血圧は低くなると言われています。
交感神経と言うのは、人間の神経を興奮させ、人間を活動的にさせる作用がある神経です。
この際には血管は収縮するため、血流の圧を受けやすくなります。
そのためストレスにより交感神経が優位になると、血圧は高くなりやすくなると言うことです。
ストレスは主に肉体的ストレスと心理的ストレスに分類することができます。
肉体的ストレスは体が感じるもので、疲労感や倦怠感、また気温の変動、疾病や怪我などがこれに該当しています。
一方の精神的ストレスは心が感じるストレスです。
仕事や学校に感じる不満や不安、イライラ、あるいは諸々の人間関係から感じるそれらや、大切な人や大切なペットとの別れなどからも、この心理的ストレスを感じることは多々あります。
同じ出来事に対してもどれくらい、そのことをストレスとしてとらえるかと言ったことは個人差が大きいです。
しかしいずれのストレスもストレスである以上、その人の体に負担をかけているのは事実であり、それにより交感神経が優位になっていると考えられます。
ただこれが一時的なものであれば、解消された後にはリラックスし副交感神経が優位になるので、さほど問題はありません。
ですがこのようなストレス、それにさらされる状態が慢性化していると、常に交感神経が優位になり続けているため、やがては高血圧になってしまうリスクもあると考えられます。

家庭血圧を計ることで自分のストレスに気付く

高血圧を発症させないためにはストレスに対するケアが重要だと言うことですが、ストレスと言うのは意外に自分では気がつきにくい側面もあります。
ですが体は確実にその影響にさらされているわけですから、客観的に自分がストレスにさらされているのかどうかを確認できる方法を実行するのが望ましいです。
その方法として挙げられるのが、家庭血圧の測定です。
家庭血圧と言うのは文字通り、家庭で血圧を測定することですが、このように書くと、病院などの医療機関で計測してもらった方が正確なのでは、と思う人もいるかもしれません。
しかし医療機関に行く、そこで血圧を測定してもらうと言うのは、それ自体がストレスになることも十分に考えられます。
たとえば足腰が衰えてきている人、あるいは医療機関が自宅近くにない人は、医療機関に行くことで多大な肉体的ストレスを感じる可能性もあります。
また医師や看護師に囲まれ問診を受ける、そして血圧測定されると言うのは緊張、不安を伴うことでもあるため、心理的ストレスを感じやすいとも考えられます。
事実、医療機関で血圧を測定した場合に、このような心理的ストレスを原因として一時的に血圧が高くなる現象に関しては、白衣高血圧と言う名前が付けられています。
ですから普段通りの自分の血圧の状態を正しく知るためには、リラックスできる家庭内で血圧を計測するのが望ましいと言えます。
家庭血圧の図り方ですが、自分のストレスに気がつく、そしてそこから高血圧の早期発見などにつなげるためには、正しい方法で計測し続けることが第一です。
朝であれば起床1時間後以内に、夜の場合は就寝前に、どちらも排尿を済ませており、食前や服薬前に計測するのが基本です。
病院と同じように座った状態で計測し、その結果を記録し続けるのが望ましいです。
もし、その際に肉体的ストレス、心理的ストレスを感じているようだと自認できていた場合には、それも書き加えておくと良いです。