高血圧になる原因に遺伝が関係している?

高血圧には大きく分けて、1次性高血圧と2次性高血圧の2種類があります。
1次性高血圧は本能性高血圧とも呼ばれるもので、その原因ははっきりと分かっておらず、何の異常もないのに血圧が高くなることをいいます。
それに対して2次性高血圧は、原因がはっきりとしています。
2次性高血圧は病気が原因で引き起こされるもので、その病気が改善すれば血圧も低くなっていきます。
原因がはっきりしない1次性高血圧には、遺伝的な要因や生活習慣などが大きく影響していると言われています。
肥満やアルコールの過剰摂取、栄養バランスの偏った食生活、運動不足なども高血圧を引き起こす要因になります。
また、ストレスなどが原因となることもあります。
高血圧には遺伝的な要素も関係していますが、それだけで発症するわけではありません。
生活習慣など複合的な要素によって発症するとされています。
血圧を下げるためには、生活習慣お見直すことが重要です。
肥満になっている場合には、減量して肥満を解消する必要があります。
また、野菜が多い食事にし、お菓子やスイーツなどは控えるなど栄養バランスの良い食生活にすることも高血圧の改善には有効です。
それから運動不足も高血圧を引き起こすので、定期的に運動をする必要があります。
特にウォーキングやスイミング、ジョギングなど有酸素運動が効果的とされています。
また、生活習慣の改善だけでは血圧が下がらない場合には、薬を使って血圧をコントロールする必要もあります。
血圧のコントロールには、降圧剤などの薬が用いられます。
血圧が高くなりやすい遺伝的な要因がある人はそれ以外の人に比べて高血圧になるリスクが高いので、日頃から規則正しい生活を送る必要があります。
両親や祖父母、兄弟など血縁関係に高血圧の人が多いという場合には、特に注意が必要です。
ただし、遺伝的な要因を持っていても、理想的な生活習慣を身につけていれば正常な血圧を維持できる場合も多くあります。

遺伝性高血圧となる確率はどれくらい?

両親や兄弟、祖父母といった血縁関係のある人に高血圧が多い場合には、自分も高血圧になる確率が高いというデータがあります。
例えば、両親がともに高血圧だった場合には、子供が高血圧になる確率はおよそ2分の1というデータがあります。
また、両親のうちどちらかが高血圧だった場合には、子供が高血圧になる確率はおよそ3分の1というデータもあります。
両親のどちらもが正常な血圧であった場合には、子供が高血圧になる確率は20分の1しかないとされています。
このように遺伝的な要因は、高血圧に大きな影響を与えています。
しかし、単純に体質が遺伝しているからというだけではなく、食の好みや運動習慣があるかどうかなど家庭環境の影響も大きいと考えられています。
料理をつくる母親が濃いめの味付けを好む場合には、本人だけではなく家族も塩分を摂りすぎることになります。
塩分の摂取が多いと、血圧は高くなることが知られています。
両親がインドア派で休日には家の中で寛ぐことが多いといった場合には、外遊びやスポーツなどをして過ごすアクティブな家庭に育った子供に比べると子供の運動量は少なくなってしまいます。
それにより、肥満になってしまうこともあります。
それから甘い物が好きで、家の中にはお菓子が沢山あるといった場合にも肥満になりやすい傾向があります。
また、親と子の性格が似ている場合も多くありますが、我慢強かったり、人に弱音を吐かないなどストレスを抱えやすい性格が遺伝する場合もあります。
ストレスが高血圧の原因となる場合もあるので、日頃から気をつけなければいけません。
甘いものが大好きで、運動はほとんどしない、濃い目の味付けが好きといった人も注意が必要です。